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受け継がれた大切な食をつないでいきます
まだ遠くない昭和の中頃まで、津軽の女たちは、冠婚葬祭や田植えなど、ことあるごとに主となる家に集まって、料理を作り、客人をもてなしてきました。すべて手作りの素朴な家庭料理でしたが、それぞれの家に伝えられてきた知恵や工夫を互いに教え合うことで、よりおいしく豊かなものになっていました。
けれども今の世の中では、そのような機会も少なくなり、せっかくの地域の伝承料理が失われようとしています。私たちは、これを受け継ぎ、次の世代に伝えていくために、津軽あかつきの会という集いを始めました。
最初は4,5人で、地域の大先輩方に聞き取りを行ったり、互いに教え合って伝承料理を作ったりしていましたが、だんだんに集まってくれる人が増え、気が付けば30人ほどの大所帯になりました。
今では、皆さまにご予約をいただいて伝承料理を食べていただいたり、出張料理教室などの活動もしています。
私たちは、何をするにも基本は健康だと思います。そして健康のためには食が一番大切で、それも手作りの地元のもんを食べることからだと思います。そう思って精いっぱい、力を出し切って料理を作りますので、ぜひ味わっていただき、おいしいと思った方は、あかつきの会に参加したり、ご自分で作ってみたりしていただきたいと思います。
なにとぞよろしくお願い申し上げます。
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